過去帳とは、亡くなった御先祖様の命日・俗名・法名などを記載しておく帳簿です。
基本的には、菩提寺などで管理していますが、宗派によって、過去帳の取扱も異なるようで、僧侶でなければ、過去帳の記載ができないと主張する宗派もありますが、基本的には、自由に記載できるものとなっています。
過去帳は、ご先祖様の命日を忘れないで、ちゃんと供養するためのものですので、形式は重要ではなく、供養の気持ちが大事になります。
過去帳を作成するには、まず、戸籍謄本を取得することにより行います。
これまでの戸籍には、江戸末期から現在まで記載されており、ご先祖様の氏名・命日を調べる確実な方法です。
昔の戸籍謄本には、「除籍謄本」、「改正原戸籍」などがあり、戸籍に記載してあるご先祖様すべての情報を戸籍から確認するには、とても大変な労力を必要とします。「除籍謄本」は、保存期間が80年間と定められており、80年間を過ぎた除籍謄本は、徐々になくなっていく運命にあります。
そのため、過去帳は、戸籍に記載されている範囲での作成となりますが、江戸時代末期に生まれたご先祖様の情報も確認することがほとんどの場合にできますので、4代〜7代前までのご先祖様を過去帳に記載することが可能となります。

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